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2021年10月19日

イスラエル博物館所蔵「印象派・光の系譜」展、三菱一号館美術館で好評開催中

イスラエル博物館所蔵「印象派・光の系譜」-モネ・ルノワール・ゴッホ・ゴーガン(産経新聞社など主催)が、15日に東京都千代田区の三菱一号館美術館で開幕しました。コロナ禍による幾多の苦難を乗り越えて、エルサレムのイスラエル博物館から印象派とポスト印象派の作品を中心に69点が来日。そのうち59点が日本初公開です。

会場風景より、クロード・モネ《睡蓮の池》

会場風景より、クロード・モネ《睡蓮の池》

会場の三菱一号館美術館は、1894(明治27年)にイギリス人建築家のジョサイア・コンドル氏が設計した建物で、一度解体された後、2009(平成21年)に復元されました。本展担当の安井裕雄上席学芸員によると、復元の際には、230万個のレンガを焼き、明治時代と同じように人の手で積み上げて再建したそうで、クラシックな外観だけでなく内装も当時と同じスケールやプロポーションを保っています。

レンガ造りで地震にも強い三菱一号館美術館の外観

レンガ造りで地震にも強い三菱一号館美術館の外観

一方、フランスでは1894年に印象派の先駆者であるウジェーヌ・ブーダンが《港に近づくフリゲート艦》を、そしてブーダンの教えを受けた印象派の巨匠であるクロード・モネが《ジヴェルニーの娘たち、陽光を浴びて》を、それぞれ描きました。

当時と同じ暖炉の上に飾られた作品 ウジェーヌ・ブーダン《港に近づくフリゲート艦》

当時と同じ暖炉の上に飾られた作品 ウジェーヌ・ブーダン《港に近づくフリゲート艦》

会場風景より、クロード・モネ《ジヴェルニーの娘たち、陽光を浴びて》

会場風景より、クロード・モネ《ジヴェルニーの娘たち、陽光を浴びて》

印象派からポスト印象派の画家たちが活躍した頃に竣工された建物の中で、同時代の作品を鑑賞できるという体験は、まるでタイムスリップしたかのような贅沢な気分を味わえることでしょう。さらに、本展のメインビジュアルであるモネの《睡蓮の池》がある一番広い展示室は、なんと写真撮影が可能。鑑賞の思い出を持ち帰ることができる希少な機会です。

展示室で写真撮影をする来館者

展示室で写真撮影をする来館者

また、日本とイスラエルの外交関係樹立70周年を記念した本展の開幕にあたり、イスラエル博物館のイド・ブルーノ館長らがお祝いメッセージを寄せてくれました。その内容は、産経新聞社のYouTube公式チャンネル「Sankei News」(https://youtu.be/xHNZWli75RY)にて配信中のオープニング・ビデオでご覧いただけます。ぜひ、展覧会とともにご堪能ください。

(編集部)

《開催概要》
イスラエル博物館所蔵「印象派・光の系譜」-モネ・ルノワール・ゴッホ・ゴーガン
【会期】10月15日(金) ~ 2022年1月16日(日)
【会場】三菱一号館美術館
【主催】三菱一号館美術館、イスラエル博物館(エルサレム)、産経新聞社
【展覧会公式HP】https://mimt.jp/israel/
※2022年1月28日(金) ~ 4月3日(日)、大阪・あべのハルカス美術館に巡回予定

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