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2021年11月25日

【第2回】古代エジプト文明を体感する4構成とは

12点の棺の立体展示が注目の「ライデン国立古代博物館所蔵 古代エジプト展」が20日、兵庫県立美術館(神戸市中央区)で開幕しました。ルーブル美術館らと並び世界屈指の古代エジプトコレクションを誇るオランダのライデン国立古代博物館の約25,000点にのぼる所蔵品から厳選した、ミイラや木棺、パピルス、宝飾品など約250点を展示。過去の発掘の歴史から、最先端のCTスキャンによる研究成果を通して、古代エジプト文明のさまざまな魅力を体感できる内容となっています。前回に引き続き、第2回目の今回は、構成についてご説明します。

ホルの外棺 後期王朝時代、第25王朝(前722-655年頃) 長さ199×幅72×高さ38センチ

ホルの外棺
後期王朝時代、第25王朝(前722-655年頃)
長さ199×幅72×高さ38センチ

本展は4つのキーワード、「探検する」「発見する」「解読する」「スキャンする」からなる4章で構成。18世紀末にヨーロッパで高まったエジプトへの関心が現地への調査に結び付き、伝えられた古代エジプト人の暮らしぶりや死生観がさまざまな展示品から読み解くことができる展覧会です。なかでも第1章「探検する」では、古代エジプトでもっとも有名なツタンカーメン王のものとされる彫像を展示。背後に記された文字にも注目してください。

ツタンカーメン王の倚像 新王国時代、第18王朝(前1330年頃) 高さ67×幅33×奥行54センチ

ツタンカーメン王の倚像 
新王国時代、第18王朝(前1330年頃)
高さ67×幅33×奥行54センチ
今回、3章では、12体の棺が立体で展示されていますが、棺は本来、水平におかれるのが通常の方法で、この規模の立体展示は国内では大変珍しい機会となります。立体展示だからこそ見ることができる棺の美しい模様や装飾をぜひ間近で鑑賞してください。

アメンヘテプのミイラ覆い 第3中間期、第21王朝(前1076-944年頃)長さ174×幅44×高さ14背に

アメンヘテプのミイラ覆い
第3中間期、第21王朝(前1076-944年頃)
長さ174×幅44×高さ14センチ
チケット、オリジナルグッズや音声ガイド、リアル謎解きゲームなど最新情報は兵庫展公式サイト(古代エジプト展 神戸で検索)へ。

≪開催概要≫
ライデン国立古代博物館所蔵 古代エジプト展
【会期】 11月20日(土)~2022年2月27日(日)
【会場】兵庫県立美術館
【主催】兵庫県立美術館、産経新聞社、読売テレビ、ライデン国立古代博物館
【展覧会HP】https://egypt-leiden-kobe.com/

ライデン国立古代博物館
All images ©Rijksmuseum van Oudheden (Leiden, the Netherlands)